Le Journal de Nori
2003年9月26日 金曜日   本当に!?
「え? まじ?」
アメリカから帰ってきて、スウェーデンから友達が来て、帰ったあと、久々にこのサイト用に作ったメールボックスを開いてみた。 今までは、広告とかばかりだったので、気にもしてなかったが・・・。



にゃんと、そこには、数日前に送られていた、あるフランス人から、「供給者の募集」みたいなタイトルでメールがあった。 早速、読んでみる。 「アクセサリーを作っている人を探しています。 貴方のサイトが大変気に入りました。 今、会社を作っているところです。 これからのことについてお話いたいのですが、このアドレスに返信してください。」 
にゃんと! 本当だろうかと目を疑ったが、そこに書いてえることは本当らしい。 早速、返事を出した。 もちろんかなり返事が遅れたことをわびて。 すぐに返事が来た。 電話をかけてきてもいいわよ、と言わんばかりに電話番号を書いてある。 げ、その手に乗るもんか、そっちがかけてみい。 と、私は、「かなり小心者なので、そちらから、かけてきてもいいですよ。」と返事を送った。



そして翌日、彼女から電話が。 うまく行けば、来年頭からできるようになると言うが、いま、彼女は、経営に関しての書類を国(かどこか)に提出したところらしい。 「うまくいけば」と言う言葉が気になった。 この国の行政機関はなんでもやることが遅い。 いや、行政機関だけではない。 公共の機関は実にやることが遅いのだ。 
なんてったって、この国の法律で、有給休暇は5週間、しかも、その上、週35時間労働になってから、それを補うために、さらに8日間、仕事をしてはいけないのだ。 こんなの日本では絶対に通用しなさそうだ。 日本では有給休暇でさえ、完全に消化する人は少ないと聞いている。 (真実を教えてください。) だが、この国では、決められた就労時間以上、仕事をすると、法律で罰せられる。 どう罰せられるか? 仕事をした本人ではない。 仕事をさせた上司が罰せられるのだ。 だから上司ものんきに人を働かされないのである。
これだけでもかなり贅沢な気がするが、これで驚いてはいけない。 この国は、さらに、もっと金をくれと各機関ストライキをする。 学校がかなりの間ストライキをして、高校を卒業するときに資格を取るのだが、これに関係した人たちは、かなり迷惑をこうむる。 この試験に通るか通らないかで、将来は決まるようなものであるくらい大切なものだし・・・。 
これより弁護士たちがストライキを起こした時には、むかついた。 やることはとことん彼らのペースで遅いのに(有給休暇もあって)、どれだけ金がほしいねん。 それよりもっと早くことを進めてよ、と、市民は思うのである。 



また話がそれてしまった・・・。
メールをくれた彼女が一番に知りたかったのは、それぞれの値段であった。 いつかは売りたいと考えていたが、実は、値段については、考えてもなかった。
早速、気に入ったものをリストアップしてもらい、値段をつけてみた。 人間とは、欲が出るものである。 ぼちぼち作ってきたものに「時間かかったし」などといって、料金をアップしてしまったりする。 リストを送ってみた。 返事がない。
やっぱし高いよなあ。。。。と、考え直して、もう一度、料金を下げたリストを送ってみた。 
すると、感動して、彼女から、感謝のメールが来た。 下げすぎてしまったようだ。。。。



しかし、話を聞いてると、商工会議所とか何とかに登録するとかしないとか言ってきた。 要は、税金を納めるかどうかということである。 そんな、アクセサリーなんて、まずビーズの値段があるし、かけた時間だってある。 ビーズの値段なんて、レシートをいちいち取っているわけじゃないし、大体でしか分からないし、値段を下げた後にそんなこと言われても。。。。 といった感じであった。 

ま、とにかく、彼女は、11月ごろに、会社を始められるかどうかと言うのが分かるらしい。 それまでは、とりあえず待ってみることにする。



そして、その後。。。。
彼女とはそれ以来だが、ある日、この通りに住むものの集まりがあった。 毎年、2回くらいあるんだが、この通りに住むものみんなが集まって、食前酒を共にする。 とてもナイスな習慣だ。 
今回は、日曜の昼だった。 龍ちゃんが、寝てしまってたので、みんなが心配しないように、だんなに先に行ってもらい、始めてもらうようにといった。 
龍ちゃんが、あまりに気持ちよく寝ているところを、すでに13時15分になっていたので、私も眠る龍ちゃんを抱えて行った。 

私のいない間にだんなは、みんなに、私がもしかして、ビーズ作品を売るかもしれない、と言うことをべらべらとしゃべっていて、私がついたとたん、おばちゃんたちは、興味津々聞いて来る。 
そのうちの一人は、裁縫とかなんかしらこの町のカルチャーセンターみたいなところでやっているらしく、私のホームページを見たい、といってきた。 周りの他のおばちゃんはや、ばあちゃんたちは、「まあ、あなた、コンピューターとかなんとか、もってるの、すごいわねえ。。。」と盛り上がっていた。 
そして帰り際に、アドレスを渡した。

翌日、彼女から、メールが来ていた。 「貴方のビーズ作品が気に入ったので、時間ができ次第、みにいくわねー」
そのメールが来たのは、先週の月曜だが、彼女はまだ来ない。。。

そして、その前の週、エールフランスに働く友達一家に会って、またその話。 私は、そこの奥さんと仲良しなのだが、彼女は土曜日に、だんなが聞いてくれたよーと、エールフランスでの展示会について教えてくれた。

しかしまた、その上、エアバスに働く友達からも、(彼女はすでに私の作った熊とか、ネックレスとか買ってくれている。)そこでものをいっている人に連絡とってみろ、と、その人の連絡先をくれている。 

なんか、頭の中はてんやわんや(死語?)だ。 うまく行けば、かなりいいことになりそうだ。 好きなことをして儲ける、ってやつだ。 こんなうまい話、私の作品の半分以上が、日本で買ってきたビーズの本を見て作ったことを黙っておくことにするのであった。


 
Back Nori's Diary Next

Nori's Workshop