![]() 2003年10月31日 金曜日 ハロウィーン |
もう10月が終わろうとしている。 その終わりの日がちょうどハロウィーンの日だ。 日本ではなじみが深くない。 と言いつつも、ここ、フランスでもそんなになじみは深くないのだ。 だが私のだんなはアメリカ人。 小さいころから毎年楽しみにしていた行事らしい。
|
![]() |
だんなは小さいころから、大きなかぼちゃに怖い顔を描いて、お父さんがくりぬいていたそうだ。 だからうちもやってみよう。 というか、去年もおととしもした。 |
寒い朝だ。 |
![]() |
![]() |
そこで見つけたでかい飾り用は、2つだけ。 なんか少ない気がする。 どうせ、くりぬいて明かりをともすのは夜だし、色なんか関係ない。 食べられるほうも買うことにした。 保存しているコンテイナーに入ってかぼちゃを選ぶ。 |
||
![]() ![]() |
||
そこには、犬が2匹いて、動物好きな龍ちゃんは犬を追いかける。 大きな犬がいたのだが、その犬は龍ちゃんに近づいていって顔をべろべろ、まさにべろべろなめている。 龍ちゃんはぜんぜん身動きもせず、しかも口を半開きにしていたので、もう見ていられなかった。 農場の人は、「まあ、何も言わないのねえ、かわいいわ。」 もう顔を引きつらせて笑うしかなかった。。。 |
その種は捨ててはいけない。 だんなの大好きなスナックになる。 |
![]() |
そしてくりぬかれたかぼちゃに、絵を描き、それをまたくりぬく。 というところにだんなが帰ってきた。 もうこれで根性を入れなくて済む。 私は毎年ねこを描く。 |
|
![]() |
そしてハロウィーンの当日。 |
行く気をなくした。 ついて行って、いっぱいばかやろうなこと言われたら悲しくなるんじゃ。。。
でも彼女に一緒に行くって言った手前、もう後を引けない。 が、たまたま、その日は私の友達が遊びに来ていて、友人をうちに取り残して行くことはできなかった。 じゃ、だんなに連れて行ってもらう? 暗くなってでも、彼とだったら大丈夫でしょ? 親に聞いておいで! 彼女の両親は遅くとも19時半に帰ってくることを約束してOKを出した。 やった、行かなくて済む! |
かぼちゃの中のろうそくに火をともし、隣の子は、お化け、龍ちゃんは、ライオン(なんでやねん)、になって、パパは、頭に悪魔のカチューシャをつけていざ出発。 私は、うちで友達と、来る人にキャンディーを与える役。 一組来た! 怖いお面をかぶった向かいの家の孫とその友達だ。 こんちはー。げんきー? といいながらキャンディーをいくつもあげる。 うちは、袋小路になっていて、通り抜けができない通りだ。 もともと通る人は限られているうえ、ここは、フランスだ。 そして次は待てども待てどもなかった。 |
![]() ![]() どう、怖い? |
そして友達が帰ろうとするちょうどそのとき、うちの一行が道を曲がって帰ってきた。 残すは、このとおりの家だけである。 そして、もう19時半を回ろうとしていたが、このとおりの住民は仲がいい。 疲れてままにだっこをねだる龍ちゃんを連れて、私もここから参加。 こんばんはー。 どの家もが「おはいりなさい」といい、飲み物を進める。 それは結構ですというが、話は進む。 これを4件済ませ、もう8時を回っている。 女の子の不安な顔は隠せない。 一回一回、私が「この子は19時半までに帰らないといけないので・・・」といって、話を短くしていた。 そして隣に連れて帰ると、お母さんはニコニコ出てきたが、お父さんがなかなか出てこようとしない。そして出てきたお父さんは、我々の顔をも見ようとしない。 怒っている! あー、これで、仲いい家族ともぎこちなくなったらいやだなあ。。。。。 |
ちなみに龍ちゃんがもらったキャンディー。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |