Le Journal de Nori
2003年11月1日 土曜日   龍ちゃんのイタズラ

ハロウィーンの翌日。
夕方、パパは、隣のおとうさんと、トゥールーズのスタジアムにサッカー観戦に行った。

その間、龍ちゃんの夜ご飯をキッチンで用意していた。 今日は、龍ちゃんが私にまとわりつかず、リビングルームで遊んでいる。 いい子だ、いい子だ。

そのとき、龍ちゃんが、「あ、あ、あ、あ、、」といって私のところへ来た。 両手がどっぷり真っ赤に染まっている!!!! 
「うぎゃ〜〜〜!!!!!」とすかさず叫ぶ。 そしてその手についているのが絵の具だと分かり、ちょっと落ち着気を取り戻し、龍ちゃんの手を濡れタオルで拭いてやる。
「もう、こんなことして〜、びっくりしたやんかあ〜。 で、何につけたの??」

とリビングルームへいってみる。
「うぎゃ〜〜〜!!!!!」とすかさずさけんだ。 と同時に、持っていたタオルで顔をふさいでしまった。 ガーン。 泣きそうだ。
製作途中の時計に思いっきり真っ赤な絵の具をたらして、指でなぞった後がある。 目の前真っ暗。

と、ここで冷静になってはいけない! ガオー!!! こんなことしたらあかんやろ! ガオー!!! ママも怖くなる。
龍ちゃんをしかって、部屋に閉じ込める。 もちろん明かりをつけるのを忘れはしないのだが。  龍ちゃんは泣く。 私も泣く。 それに、龍ちゃんが絵の具で遊んだところには、その日、太陽を描いて、しかも、かなり自分で気に入った仕上がりになっていたのだ。

とりあえずタオルでぬぐって、サンドペーパーでこすってみる。  


太陽の横に描いてた熊がきれいになくなってしまった。。。 悲しすぎる!
まさか、絵の具のふたを開けるなんて。。。。 もう悲しくて仕方がなかった。
部屋から、龍ちゃんの泣き声が聞こえてくる。 もうちょっと閉じ込めておく。

こんな製作中のものと絵の具をテーブルの上に出したままの私がいけないのだが、この日は、とっととサッカー観に行ったパパを恨んだ。 私が料理してる間くらいは、龍ちゃんの面倒見ろよー。

15から20分後、泣く龍ちゃんがいる部屋のドアを開けた。 もう一度遊んだところを見せ、もうしないように言い聞かせた。


私はこのことを絶対に忘れない。
それ以来、よほど私が怖かったのか、その場所には一切近づこうとしない龍ちゃんであった。 龍ちゃんも忘れられない夜であったろう。(であって欲しい・・・・。)


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