Le Journal de Nori
1月11日 日曜日   パ、パソコンが・・・・。

このごろパソコンの調子がおかしい。

私のパソコンは、ノート型だ。 しかも2003年の5月に日本で最新のを購入した。 私は、ちょっと高くても、最新のを買うようにしている。 それでも3ヶ月もすればもうこのパソコンは「古い」タイプと化してしまう。

おかしいというか、左上に、換気扇があるのだが、そこが回っている際、音を立てるのだ。
うっとおしい。

だが、最新だということで、聞いて聞こえぬ振りをしていた。 ここフランスじゃ、この機械はまだ登場してもない、なんせ日本では一年前のが今ではこの国では最新なのだ。 

が、ある日、だんなが、「このパソコン、うるさい音してるで。」といってきた。
なぜかむかついた。
あんたに言われたないわ。

が、事実なのである。
「ほんまやなあ、日本に帰ったときに聞いてみよう。」

そして、1月10日に、仲のいい友達家族が来た。 この家庭には、13歳になろうとする男の子と、7歳になったばかりの女の子がいる。 
13歳になろうとするマチューは、クリスマスにPCゲームを買ってもらった。
「スパイダーマン」、「ロード・オブ・ザ・リング」

が! 彼らのうちのパソコンでは動かないという。 どんなパソコン持ってるねん。

だから、うちのPCでやらせてくれ、と。
本当は、私の機械でゲームなんてやって欲しくなかったのだが、断れず、しょうがなくOKした。

私のパソコンは日本語のWindowsだ。
ソフトはフランス語のみ。
パリに住むパソコンに詳しい友人が、XPが出たころ、「XPは他の言語のものでもインストールできるようになるはず、マルチラングエジだよ。」といってたのを思い出して、「いけるはず」と言って、インストール開始。

彼はスパイダーマンを選んだ。

インストール時、フランス語のアクセント記号のある部分が文字化けする。
彼らはちょっと不安そうだ。

私もだ。。。

が、インストールできた。 よかった。。。
が! 音が出ない。。。
が! 龍ちゃんがちょうど寝に入ったところだったので、ちょうどよかった。

どうやら、ゲーム自体はできているようだ。

が!!!
換気扇のところの音がさらにパワーアップだ!
マジかい!?

彼は、この音、うるさいなあ、と言う。
誰のせいでここまでなったと思っとるんじゃ!

さらに、その父親までもが、「ここまでなると、ほんまにうざいな。」
あんたの息子じゃ! ここまでしたのは!

11日。
音は小さくならず、パリのパソコンに詳しい友達に電話をかけた。

「パソコンの裏に4つのネジがあると思うから、それを取って、キーボードが取れるはずだから、そこから換気扇のところを見たらいいよ。 多分何かが当たってるんだと思うから。」

「ありがとー!!!」

早速パソコンの裏を見る。
ネジが一本もない!

バッテリーをはずす。
そこに横並びに4本のネジが。 これかあ。
はずす。
前面のマウスパッドのある部分が、キーボードのところまで開くだけだ。

その中にもネジがあったが、そこは怖くて開ける気にならなかった。
右には、PCカードスロット、左には、ハードディスク。 無論中央はマウスだ。
これ以上、どこも開きそうなところはなかった。

パソコンの後ろ側に、2つのネジがある。
はずす。
どこも外れるどころか動きもしない。

パソコンの裏には、メモリーカードを入れるところと、プロセッサが入ってるところがある。
これらは、ネジで開けられる。 だんなが開けた。
メモリーカードも取り出したしまった。

そんなん関係ない!

元のところに入れようとするが、手がでかすぎて、入れられることができない。

ほんなら、余計はずすな!

私が入れた。 カチッと言う音を確認して。。一応。。

無理やり開けるのは怖かったので、日本に次に帰ったときに持って帰って、見てもらおう、と言うことになった。 全て元通りにした。
スイッチを入れる。

入らない!!!!!

と言うか、電源は入るのだが、Windowsが全く立ち上がらない!!!
こんなことがあっていいのか!?
画面の色もピクリともしない。

本来は素人が開けてはいけない機械を勝手に開けたから、ばちが当たったのか!?
(あたらん、あたらん)

もう一回同じように開けてみる。
ピクリともしない。。。
冷や汗どころか、真っ青だ。

確かに、バックアップをしていなかった。
こんなことで動かなくなるとは思っても見なかった。。。
きっとセキュリティー上、一度開くと動かなくなるに違いない。。。。こんなことって、あるのか。。。
絶望の一途だ。。。

もう一度、パリの友達に電話をかけた。
「一回、僕のパソコン落としちゃって、立ち上がらなかったんだけど、次の日、つけてみたら大丈夫だったんだ、一晩待ってみたら?」

待ってみた。

う、動かない。。。。

日本とは8時間時差がある。
こちらの朝8時過ぎ、日本のサポートセンターに電話をかけた。
やっとつながる。

事情を話すと、
「開けちゃいけないんだけど。。。」
と、めちゃ小声で言われた。

はっきり言え!

「じゃ、バッテリーはずして、電源抜いて、立ち上げのスイッチを20回ほど連打してください。」
した。
「バッテリーつけて、電源つけて、スイッチ、入れてみてください。」
いれた。
「変わらない!ん、ですけど。。。」

フランスにいることは伝えていたが、こうもあっさり、「日本の家族の方か誰かに送って、修理センターまでよこしてください。 日通のサービスで、ご自宅まで伺えるサービスをしておりますので。」

ほんなら、フランスまで来てみい!

めまいがした。 日本に郵送するなんて、怖すぎる。 


昼休み、だんなはほぼ毎日ご飯を食べに帰ってくる。
「なんか納得いかん。」
昼食後、「もう一回開けてみる。」
と、メモリーカードもところを開けた。
「ねえ、これ、もっと奥まで入ってたよ。」

なんやとー!
手が大きくて、はめられへんくせにはずすからやー。

もっと奥まで、がっちん、と音がするまで入れてみた。 一瞬、壊れたかと思った。。冷や汗モノだ。
スイッチを入れた。
おおーWindowsが立ち上がっている!!
もう涙モノだ!


この日は、なぜかついてない日だった。

パソコンはもう大丈夫だが、夜、だんなが帰ってきて、友達から、おみやげだよ、と包みを受けとった。
同僚のブラジル人の奥さんから、ブラジル土産。

包みを開けた瞬間!
手をすり抜けて落ちた!
じゅうたんの引いてない床部分に落ち、こっぱみじんに!
真っ青だ。 もうなきそうだ。

それは、でかい貝殻だと推測するが、それを加工して、星や月の形にしてあって、それがいくつも重なり、モビールとなっていた。 全部拾い集めた。
瞬間接着剤でつけられるところはつけた。

彼女はすしが好きだ。 
だが、お礼にもと何よりも、もううちには招待できない!!

悪夢だ。。。

そして、その夜、龍ちゃんがパンツ型オムツにう○ちをしたので、処理しようとオムツを取ると、その中身が床に落ちた! しかもじゅうたんの上だ!

悪夢だ。。。

しかも、この日は、新たに口内炎ができた日でもあった。
こんな日は、もう無くなればいい。。。
ぐったり床に就いたのは言うまでもない。 よー寝た。


Back Nori's Diary Next

Nori's Workshop