Le Journal de Nori
2月1日 日曜日   おまる 〜6ヶ月その後。

約6ヶ月前、我が息子、龍ちゃんのおまる初体験記を載せた。 
その後の読者の方からの反応がすごかったのは言うまでもないが(ウソ)、半年たった今、ようやく「オムツの中垂れ流し状態」から卒業しつつある。

龍ちゃんは2歳と2ヶ月と2週間だ。

去年の11月後半から龍ちゃんはフランス人のベビーシッターの家に行っている。
火曜は、朝9時半から夕方4時半まで。
水曜から金曜は午前中のみ。

うちでは龍ちゃんにはママ(私)が思いっきり日本語、パパがアメリカンを使っている。
だが、ここはフランスだ。
日本語と英語のみではこの国では容易に暮らしていくことはままならないのだ。

去年の10月まで約10ヶ月間、ここの市が経営している託児所へ行っていた。
が、衛生面などの問題、しかも龍ちゃんが夏が終わってから、しきりに行きたがらなくなった。
「子供にはちゃんと耳を傾けたほうがいいよ」
と言う友達の言葉を胸に留め、託児所とはおさらばすることにした。

が、彼にはフランス語が必要だ。
家で面倒を見てくれるベビーシッターを探した。
市役所がリストを持っているので、片っ端から電話をする。

こちらでは学校が9月に始まるのでそれ以前のほうが人が見つかりやすい。
11月ではちょっと遅かった。
龍ちゃん以外に子供2人くらい一緒に面倒を見てくれている人を探したが、全て遅すぎた。

しかも、月から金、朝から晩まで面倒を見たい、と言う人も少なくなかった。
働いてないし、今の龍ちゃんともしっかり時間をともにしたい私はそれはちょっと無理だと思った。

しゃあない。
一人だけのとこでもいいわ。

やっと見つかり、彼はそこに行き始めた。
ベビーシッターの家には子供が2人いて、12時になるとご飯を食べに帰ってくる。
龍ちゃんはその2人のことも大好きで、行くのを楽しみにしている。

実は、おまるを再開したのはそこからだ。

彼女がはじめてくれたのだ。
30分から45分おきに、本人は行きたくなくてもおまるに乗せる、というやり方。

家にいるときもやってみた。
最初のころは面白くて龍ちゃんもやっていたが、2週間もすると、もう面倒になったのか、おまるにさえ近寄らない。

龍ちゃんはテレビで、日本のおばあちゃんが送ってくれた「いないいないばあっ!」を見るのが大好きだ。
ままも心を鬼にする。
「おしっこしないと、テレビ見せないよ! なし!」

龍ちゃんは、これまた日本のばあちゃんが送ってくれたプラレールの新幹線etcで遊ぶのが大好きだ。
心を鬼にする。
「もう新幹線、なし! 電車もなし!」

よく聞くようになった。
しかし、45分おきもいつも覚えているわけではない。 
こっちも忘れてしまう。。。
断念しそうになったりもした。

ある友達に聞くと、彼女は2人の子持ちだが、
「オムツトレーニングは夏がいいって言うみたい。パンツはかさんとね。」

でも、今は冬だ。 風邪を引かれても困る。

「でも、フローリングにう○ち ぼとってされたときにはたまらんかったわ。」
とも言った。

うちは、どこの部屋にもカーッペットが敷いてある。
廊下にもカーペットを敷いた。
う○ちなんか ぼと っとされるくらいやったらいいかもしれんが、べちゃっとされたらたまったもんじゃない。
この手もちょっと無理のようだ。


だが、ベビーシッターさんがちゃんとやってくれたおかげで、ちょっとお出かけしたときとかでも、帰ってきてもオムツにおしっこをしないようになった。

えらい!

1月2日に、去年越してきた2件向かいの家に招待された。
そこのお母さんに「これはかせてみたら?」
と、彼女の4歳の息子のパンツをくれた。

そーか、この手か!

早速私は龍ちゃんようのパンツを買いに行き、試した。
これではおしっこをすれば濡れて気持ち悪いのだ。

初めのころは、こっちも気をつけるから、1時間おきにはおまるに連れて行く。
忘れたころ、龍ちゃんが、ズボンの前をおさえる。
おしっこしたいのだ!

が、おそいっちゅーに!

私はまだ平気だが、パパは怖い。
アメリカンでまくし立てる。

ちょっと、そんないいかたしたら、逆効果やろ!
あんたも気をつけなあかんで!

と、パパには厳しいママだ。

お昼寝や夜は、ちゃんとオムツをつける。
だが、お昼寝さえももう、おしっこをしなくなったのだ!
お昼寝後にちゃんとおまるに乗る。
夜はまだちょっと無理だ。

う○ちのほうもがんばった。
最近ちょっと便秘気味であろうかという龍ちゃんは毎日はしない。
しかも、なぜかベビーシッターの家でう○ちをしたことがない。

たったまま「ん〜・・・・」と顔を赤らめたときがきっかけだ。
おまるでは嫌がるので、トイレに連れて行く。
私が支えないと便器に龍ちゃん自身が落ちてしまうので、支えたままだ。

ぼっちゃーん

した!!!

思いっきり褒め称える。

これを繰り返した。

最近は、もう、う○ちをパンツにはしない。えらい!

今でもまだあまり龍ちゃんからおしっこしたい、とはなかなか言ってこない。
こちらも気をつける。

だが、今朝5時50分、龍ちゃんがしきりに私をける。

もう何やねん!? 
おなかすいたん?

ミルクを飲ませる。

まだ蹴ってくる。

もしかして!!
「おしっこ?」

龍ちゃんは、「いく。」

というので、ベッドルームに設置していたおまるに乗せる。
いきおいよくした!

が!!!!!!

前夜、おまるの引き出し部分を洗ったまま、おまるに戻してないことを思い出した。
遅すぎた。

次の家では、ベッドルームはフローリングを選ぼう、と心に誓った瞬間であった。

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