![]() 2003年8月4日 月曜日 ムース(ヘラジカ)の親子 |
昼寝から覚めた龍ちゃんを抱いて外に出ると、だんなが、「ムース(ヘラジカ)の親子がこの湖のほとりにいる!」と、興奮を隠しきれずに言う。 |
![]() |
![]() |
今日は、何とか、大丈夫そうだ。 龍ちゃんは、ベストのバックル部分をはめたりはずしたりして遊んでいる。 よかった。。。。 |
そして、いざ、出発。 2人は、カヤックに乗って我々のあとを追う。 といっても、2分行った先にもうムースの母親のでかい耳が茂みからのぞいている! 我々は、湖から、うかがう。 子供2頭がいるはずだが、まだ見えない。 みんなが「しー、しー(静かに、静かに)」としていたところをライフベストがどうも気になると思われる龍ちゃんが、叫んだ! 「ぎゃーぎゃーぎゃー(ベストをとれー、脱がせろー、身動きが取れへんやろー)」 |
そのときだ!!! 母親ムースが立ち上がる! 湖の水を飲み始めた。 |
![]() ![]() |
そんな私が、こんなムースのせいで、泳がないといけない羽目になったらどうしよう。 龍ちゃんを守るという母親の本能は機能するのだろうか。 しかし、じいちゃんは泳げるのか。 ライフベストは龍ちゃん以外つけていない。 うちのだんなは、高校のとき水泳部で、毎日5km泳いでたというし、力も強いし、龍ちゃんとじいちゃんを抱えて、帰れるだろう。 じゃ、私はどうなるのだ。 じいちゃんが達者に泳げることを祈るしかなかった。 |
![]() ![]() |
と、考えをめぐらしているときに、目の前で、ムースがしたものは!!!! 湖はトイレと化す。 まずお尻から茶色い物体が! ムースは鹿の仲間だとあなどってはいけない。 馬並みだ! そして最後は勢いよく、「滝」を披露する。 うわー、こんな湖の水を飲んでたのかー。 絶対に、この湖に落ちたくないのだ。 子供なんて見なくていいからもう帰りたい!! |
ムース一家の到来に気づいたみんなは、チーズを持って、コテージのテラスに避難していた。 「チーズのにおいでこっちに来たんじゃないか」というものもいた、が、定かではない。 |
![]() |
余談ではあるが、トナカイ(reindeer)と、カリブー(caribou)も、種類は、違うのに、日本語では、「トナカイ」だ。 |
![]() ![]() |
その晩の夕食には、ムースの肉の、バーベキューが。。。。。というのは、うそで、でっかい牛肉が、グリルの上で焼かれることとなった。 長いところで、30cm以上はあると考えていただきたい。 もちろん厚みは3cm以上。 アメリカンサイズだ。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |